シミのレーザー治療とは、その名の通りレーザーでシミをなくす方法ですが、一体どんなことをするのでしょうか?
「1回できれいにとれた」という声がある一方、「再発してしまった」「痛みはどうなの?」「値段は?」と気になることもチラホラ。
「シミは取りたいけど、不安も・・・」そんな方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、はじめてシミ治療を考えている方も不安が解消できるように、シミ取りレーザーの効果と合わせてデメリットやクリニック選びのポイントもお伝えしています。
当てはまりますか?
- シミをなくしたい
- そばかすを治療したい
- お肌に透明感がほしい
クリックできる目次
シミ取りレーザー治療とは?そのメカニズムは?
シミのレーザー治療は、シミの部分にレーザーを当てることで増えてしまったメラニンを壊して肌の外に排出させる方法です。
太陽の光を虫眼鏡で集めて黒い紙を燃やす実験はご存じですか?
あの実験は、黒い色が光を吸収しやすい性質を利用しているのですが、シミのレーザー治療も同じようなメカニズムになっています。
シミのもとになる黒いメラニンにだけレーザーが反応するので、まわりの正常な色の皮膚を壊すことはありません。
シミ取りレーザーの種類

①Qスイッチレーザー(nd-yagレーザー・qスイッチルビーレーザー)
出力の違いによって、nd-yagレーザー、qスイッチレーザーに分かれますが、同じような作用のレーザーです。
次のような特徴があります。
・老人性色素斑やそばかすに効果が高い
・濃いシミの方が効果がでやすい
・かさぶたができる
・レーザーを当てたあとに保護テープが必要
・スポットでレーザーをあてることができる
※スポット照射:お顔全体にレーザーをあてるのではなく、シミの部分だけにあてること
加齢にともなってできるシミの老人性色素斑やシミに効果の高いレーザーで、濃いシミの方が効果がでやすい特徴があります。
1回でシミが取れることが多いのですが、注意点もあります。(↓のデメリットを読んでくださいね。)
よくワンショット○○円と料金設定されているところでは、こちらのレーザーになります。

私も体験しましたが、照射するときは、バチっとした衝撃と火傷したような痛みが・・・
ですが、痛みはすぐおさまりました!
照射直後~お会計くらいまでの数分でそれ以降は、顔を洗ってもまったく痛くありませんでした。
デメリット
✓ すぐ収まるのですが、照射直後は火傷のような痛みがあります。
✓ 施術後1週間ほど保護テープが必要です。
✓ シミがぶり返したようになることがあります。
痛みについては、クリニックによって麻酔のシールやクリームを使うこともできるので、相談してみましょう。
レーザーを当てた後に貼る保護テープは、コンシーラーで代用しているクリニックもあります。
保護テープは肌色なので遠目では目立ちませんが、近くでみると保護テープを貼っていることはわかります。
実際、この保護テープがイヤでレーザー治療を迷っている方もいらっしゃいます。
マスクで隠したり、お休み前の時期を狙って治療を受ける方も。
インターネットで「シミ再発」や「消えなかった」「逆に濃くなってしまった」という情報もあるかと思います。








それはレーザーを当てた後にできた「炎症後色素沈着(えんしょうご・しきそちんちゃく)」かもしれません。
日本人のお肌はこの炎症後色素沈着を起こしやすく、約半数の方におこるといわれています。
炎症後色素沈着をおこしても数か月かけて徐々に薄くなっていくのですが、せっかくシミを治療したのに一時的にせよ悪化したようにみえてしまうと心配になる方も多いかもしれません。
②IPL(フォトフラッシュ、フォトフェイシャル、光フォト)
IPLはフォトフラッシュ、フォトフェイシャル、光フォトと呼ばれることもあります。
レーザーは一種類の波長の光を照射するのですが、数種類の幅をもった光が一緒に照射されるのがIPLです。
次のような特徴があります。
・痛みが少ない
・浅い場所にある薄いシミに効果が高い
Qスイッチレーザーが細く深く届くことに比べて、IPLは広く浅くレーザーが届きます。
レーザーが届く範囲が浅い分、痛みが少なくなります。








光るのが苦手な方はちょっと辛いかもしれません。
目元はかなりまぶしくなります。
痛みは、脱毛のような輪ゴムでバチバチするようなと表現されている痛みが近いと思います。
③レーザートーニング
レーザートーニングは肝斑専用のレーザーモードになります。
通常のレーザーを肝斑がある部位に照射してしまうと、かえって悪化させてしまうので、このトーニングモードでなければいけません。
肝斑がなくても、お顔全体にレーザーを当てることはできて、美白効果があります。
最新のシミ取りレーザー:ピコレーザー
最新のシミ治療のレーザーはピコレーザーといいます。
もともと刺青をとる治療のために開発されたレーザーですが、現在ではシミ治療に対しても使われるようになりました。
特徴は








皮膚表面をカリカリ触られているような感じがします。
痛みはほぼなく、照射のあとはお肌全体に一番ツヤがでました。
シミ取りレーザー後のアフターケア


レーザーを照射した後の皮膚は、いつも以上に紫外線に弱くなっています。
日焼け止めを塗る、帽子や日傘で遮断するなど紫外線ケアをしっかり行いましょう。
日焼け止めは「紫外線をブロック!正しい日焼け止めの選び方」をぜひ参考に♪
クリニックによっては、シミ予防の内服薬を処方してくれる場合もあります。
新たなシミを予防するために併用してみるのもGood♪
関連▶光老化について知りたいこと。今日から取り入れるケア方法
▶うっかり日焼けのケア方法【紫外線のダメージからお肌を守る】
シミ取りレーザーの費用は?
シミ取りレーザーの費用は、3,000~30,000円の価格が多いと思います。
使用するレーザーの器械の種類やシミの範囲によっても異なります。
レーザー治療の流れは?
医療機関によっても異なりますが、以下が一般的な流れです。
医師の診察やカウンセリング
↓
洗顔
↓
レーザー照射
↓
保湿やお化粧直し
↓
お会計
シミレーザーをするときの持ち物
- スキンケア製品(基本的にはクリニックにおいてあることが多いです)
- メイク道具(すぐお化粧するなら)
- 必要時マスク(すっぴんでマスクで帰る方も多いです)
よくあるQ&A


シミ取りレーザーは保険はきく?
シミの治療は、自費診療になるので、保険はききません。
皮膚科でできる?
















ただ、美容皮膚科の方が複数の種類のレーザーを置いていることが多いので、よりご自身のシミのタイプにあったレーザーを選ぶことができます。




















ダウンタイムはある?
Qスイッチレーザーは1週間ほど、治療したところに絆創膏を貼らないといけません。
その他のレーザーは、特にダウンタイムはありません。
シミ治療は信頼できるクリニック選びから


レーザー治療はいくつか種類があるので、ご自身のシミのタイプにあったレーザーを選ぶことが大切です。
間違ったケアでは、かえってシミが濃くなってしまうこともあります。
下記を参考にして、信頼できるクリニックをえらびましょう。
・納得ができるまでカウンセリングをしてくれる
・無理に治療をすすめない
・価格が明確
・シミ治療の機械を複数もっている
参考図書はコチラ
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