シミがある肌だと、実年齢より5~6歳老けて見えると言われています。
鏡を見るたびに気になるシミを消したいと思ったときに、効果的な方法は3つです。
当てはまりますか?
- シミを取りたい
- 透明感のある健康的なお肌になりたい
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効果的なシミ治療は3種類

できてしまったシミに対する治療は3種類に分かれます。
①美白化粧品や外用薬
美白成分の入った化粧品やクリニックで処方されるハイドロキノンなどの美白剤です。
②内服
内服薬は肝斑には効果が高いのですが、老人性色素斑では(いわゆるシミ)には、治療効果を高めるためのサポートとしての役割の方が大きいと言えます。
③病院やクリニックによるシミ除去
IPLなどの光治療とレーザー治療があり、シミに対して最も効果が高い治療法となります。
シミ治療① 美白化粧品や外用薬

美白化粧品
シミはお肌の奥の色素細胞(メラノサイト)で作られます。
ですが、皮膚にはバリアゾーンといって角層の上下で水分の行き来ができないようになっているため、普通の化粧品はお肌の奥まで浸透しません。
リポソームやナノ技術という新しい技術を用いた化粧品であれば、より深い層までの浸透が期待できます。
ただ化粧品の品質を管理する薬機法では、
「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌ぼうを変え、又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。
とされているので、お肌の表面まで浮き出ている薄いシミには効果が期待できます。
効果を実感するためには時間がかかりますが、もっとも手軽に取り入れやすい方法といえます。
外用薬
もっともメジャーなところでは「ハイドロキノン」が思い浮かぶと思います。
「ハイドロキノン」は、黒いメラニンを薄くする作用がありますが、注意しなくてはならない点もあります。
✓ 皮膚への刺激を感じやすく、色素沈着といってかえって黒くなってしまうこともある
✓ 遮光や冷所保存など取扱いに注意が必要
市販品でハイドロキノンが含まれているものもありますが、2%以上の濃度の濃いものは病院やクリニックでしか取扱いができません。
効果を早く実感したい方は、医療機関で購入されることをお勧めします。
万が一、色素沈着が起こってしまってもその後のケア方法も相談できるので、安心して使用できますね。
シミ治療② 内服薬
シミ治療では下の表のお薬を組み合わせて、処方されることが多くなります。
成分 | 薬の名前 | 特徴 |
トラネキサム酸 | トランサミン | ・肝斑と炎症後色素沈着に効果が高い ・体質によっては、下痢や腹痛をおこすことがある |
ビタミンC | シナール デラキシー配合顆粒 | ・肝斑と炎症後色素沈着に効果が高い ・シミを薄くする作用がある ・抗酸化作用が強い ・体質によって胃の痛みや気持ち悪さを感じることもある |
ビタミンE | ユベラ トコフェロールニコチン酸エステルカプセル | ・メラニンができるのを防ぐ ・活性酸素の働きを弱める ・血行を促して、代謝をよくする ・加齢とともに遅くなるターンオーバーを早める |
グルタチオン | タチオン | ・抗酸化作用が強い |
Lシステイン | ハイチオール | ・メラニンの生成をおさえて、シミができにくくなる ・代謝が良くなる |
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シミ治療③ 病院・クリニックでシミ除去
IPLなどの光治療
フォトフラッシュともいいます。
レーザーは単一の波長であることに対して、IPLは1つの機器で複数の波長を利用した治療で、表面の浅くて薄いシミに対して効果があります。
レーザー治療
シミのレーザー治療は、ターゲットになるシミの深さに対して最適なレーザーの種類が選択されます。
レーザー治療機器の種類
・炭酸(CO2)レーザー
・YAGレーザー
・ダイオードレーザー
・アレキサンドレーザー
・ルビーレーザー
ぽろっとはがれるにようにシミが取れることが多い治療法です。
即効性がありますが、レーザーを当てた後に一定期間は絆創膏を貼る必要があります。







シミレーザーの治療の費用は?
使用する機器やレーザーをあてる範囲によりますが、2万円前後から設定されているクリニックが多いです。
治療回数
シミの濃さ、つまりメラニンの量と深さによって1回できれいになることもあれば、複数回レーザー照射が必要なこともあります。
痛みと体験談
波長が深くまで到達するレーザーは痛みがあります。
私の経験をお伝えすると、
<QスイッチYAGレーザー>
照射する数秒は「どんっ」という刺激のみで痛みはありませんでした。その直後、軟膏と絆創膏を貼ったのですが、その時がまるで火傷した時のような痛みで、MAXに痛かったです。ですが、施術する部屋から待合室に移動し、お会計をする頃には、まったく痛みはなくなっていました。
施術後、洗顔などするときも全く沁みたり痛かったりすることはなかったです。
痛みはレーザー照射直後の1~2分のみなので、高い治療効果も考えると施術して良かったと思っています。
<スペクトラYAGレーザー>
お顔の表面で火花が散っているよな感じで、ピリピリした刺激があります。痛いというより、かゆい感じがしました。
<IPL>
痛みはさほどないのですが、強い光がでるので、眩しいです。私はこれが一番苦手でした。
感じ方には個人差がありますので、ぜひご自身にあった治療を試してみてください。












なので、1回のレーザー照射で反応[する部分と反応せず残ってしまい、まだらになってしまうことがあります。






ファンデーションで充分に隠せる薄さになったので、満足しています。










濃いシミをなくそうとすると、何年もかかってしまいます。






治療を始める最適な時期
紫外線は日常生活でも毎日浴びるので、皮膚はダメージを受けています。
シミのケアを何もしなければシミはできてくる一方なので、気になり始めたら治療を始めるタイミングですね。
レーザーの照射後は、皮膚表面の角層が反応している状態なので、日焼けをしやすくなってしまいます。
日焼け止めや帽子・傘など紫外線対策を万全におこなうか、紫外線の落ち着いた夏の終わり頃から治療を開始することがベストともいえます。
結局、どれが一番効果があるの?
シミに効く美容点滴の種類は?シミの治療は手軽にできるものからクリニックへの通院が必要な方法まで選択肢がいくつかありますが、もっとも効果が実感しやすく、医師や看護師に相談できる安全な方法はレーザー治療です。
こちらの記事がシミ治療を選ぶ参考にしてもらえるとうれしく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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