30代、40代、50代と年齢を重ねてくると顔がくすんできたり、シミが一気に出てくることがあります。
シミはいったいどんなメカニズムでできてくるのでしょうか。
効果的にケアするためにも、しっかりと原因と向き合うことが大切です。
シミはおおまかに4種類に分けることができます。
それぞれ特徴がありますので、ご自身のシミがどれなのかチェックしてみましょう。
当てはまりますか?
- シミに悩んでkる
- シミを予防したい
- 肌がくすんできた気がする
- 紫外線をあびてしまった
クリックできる目次
シミは4種類に分けられる
①老人性色素斑

特徴 | ・30~40代頃に目立ってくる ・日光が当たりやすい両頬やこめかみにできやすい ・慢性の紫外線による影響が大きい ・大きさ、色はさまざま |
肝斑

特徴 | ・成人~閉経までが目立つ ・両頬、鼻・おでこに左右対称にできる ・女性ホルモンの影響が大きい ・濃くなったり、薄くなったりする |
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③そばかす

特徴 | ・思春期にできることが多い ・強い紫外線を一気に浴びた後に出やすい ・5mm以下の細かいものが多数できる ・遺伝するので、親子や兄弟にでていることが多い |
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

特徴 | ・20歳代以降から目立ってくる ・女性ホルモンのバランスや紫外線の影響で悪化する ・両頬から鼻にやや青みがかったシミが細かく多数でる |
シミができる原因
シミは専門用語で「老人性色素斑(ろうじんせい しきそはん)」と言って、皮膚のメラニン色素が部分的に増えて集まってくることで黒く見える状態のことです。
「老人性黒子(ろうじんせいくろこ)」ともいい、多くは30~40代で目立ち始めます。
シミができる原因のメラニンとは?

シミができる原因となるメラニンは、たんぱく質の一種で、メラノサイトとも呼ばれる色素細胞(しきそさいぼう)から作られます。
メラニンの本来の役割は、紫外線から皮膚を守ること
メラニンと聞くと、「メラニン=シミ」とまるで悪者のように感じてしまいそうですが、本来の役割は紫外線から皮膚を守ることです。
通常メラニンは、上の図のように表皮最下層部の色素細胞(メラノサイト)で作られ、次の2つのルートを通って体の外に排泄されます。
①徐々に皮膚表面へ移動し、ターンオーバーとともに角質(垢)として
②真皮層へ落ち込み、代謝され尿として
このサイクルがお肌のターンオーバーと一緒に行われていれば、メラニンは自然に排泄されて「シミ」として皮膚に残ることはありません。
シミの原因はメラニンが増えすぎてしまったこと
シミはメラニンが増えすぎて通常のサイクルでは排泄されず、お肌に残ってしまうことが原因です。
では、メラニンはなぜ増えすぎてしまうのでしょうか?
メラニンが増える要因
①過剰にメラニンが作られてしまうこと
✓ 紫外線
✓ ホルモンバランスの崩れ
✓ ストレス
②代謝・排泄が滞ること
✓ ターンオーバーの乱れ
✓ 基礎代謝の低下
シミをケアするためには、メラニンが増えないように対策をしていくことが大切になります。
シミの一番の原因は紫外線
紫外線はお肌に次のような影響を与えてしまいます。
✓ 酸化ストレスの影響で、白色メラニンから黒色メラニンに変化する
✓ メラニンの色を濃くなる
✓ ターンオーバーを遅らせる
つまり、「本来は色素細胞(メラノサイト)から排泄されるメラニンがお肌に過剰に残ってしまう状態」を作り出してしまいます。
原因を知ってこそ、シミケアの第一歩!
いかがでしたか?
シミができる原因は
①紫外線
②ホルモンバランスの乱れ
③ストレス
④ターンオーバーの乱れ
⑤基礎代謝の低下
の5つであることがわかりました。
この原因に対して、ケアし予防していくことが、今後シミを増やさない方法となります。
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