「アンチエイジング」
言葉だけは浸透していますが、決して美魔女と呼ばれている人達や一部の美容好きの女性だけにあてはまるものではありません。
私たちが
これからも生き生きと自分らしく生きる
一人ひとりが死を迎える最後の瞬間までどう生きていくか
そして
家族や大切な人達とこれからも健康的な関係を築くための方法の一つです。
本日は、そんなお話。
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アンチエイジングとは健やかでいること
医学の領域にはいくつもの専門領域があります。
一般的なイメージでは、内科、外科で大別され、
糖尿病内科、腎臓内科、眼科、整形外科、胸部外科・・・・などと別れています。もっと細かく、小児循環器内科や手の外科と細分化され、それぞれ学術的な研究をするため学会で様々な意見交換がされています。
アンチエイジングについて研究する学会もいくつかありますが、その中に
抗加齢医学会があります。
抗加齢医学(アンチエイジング医学)の定義は
元気で長寿を享受することを目指す理論的・実践的科学である。
元気を享受するというのは、単に寿命を延長し高齢生存者のカーブの右肩を引き上げることを目的にしているのではないことを意味している。長寿の質が重要なのである。
人間としての寿命の質を問題にしている。
また、元気でというのは、たとえ何かの病気をもっていても、元気で長寿を享受できる状態を意味している。このためには、たとえ齢をとることによって何らかの病的状態が出現して いても、肉体的にも精神的にも、個人として全体的に“元気であり”バランスのとれた状態に保たれていることが重要と考えるのである。
抗加齢医学会
WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。
(日本WHO協会訳)
つまり、アンチエイジングは心身ともにバランスがとれ健やかでいること
そしてアンチエイジング医学は健康寿命をのばすための科学的な予防医学であるということですね。
健康というのは、決して病気がないという状態ではなくて、たとえ病気であってもその中で本人が望む最善の状態であることをさしています。
美容好きの方の間で「アンチエイジング」という言葉が先行してしまったので、「私には関係ない」と思っている方も多いかもしれませんが、決してそうではなく
家族のため
子供のため
大切な人のため
なによりも自分のために「予防医学の考え方をベースにして健やかな状態を作っていく行動と未来のために健康に投資をする考え方」のことです。
生きていく上で本当に大切なことは、時間と健康ですからね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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